オペラ「ナブッコ」でとらわれの人々が、祈りをこめて歌うコーラスです。
前半の祈るような気持ちで歌われる部分が、一転して、ものすごいエネルギッシュなコーラスに変化するところは何度聴いても、感動です。
全身が硬直するような緊張感が大好き。
ある方が、ある外国番組で、高齢者施設に入所している人々が、全員でこのコーラスを練習するところで涙がでたとおっしゃっていたことがありありますが、その気持ちが理解できます。
こんなところにも文化の違いを感じるのです。
これは音楽セラピーと捉えて間違いはないでしょう。
魂の浄化という側面もあるすばらしい手法です。
まあ、日本でも、「ふるさと」「赤とんぼ」を全員で歌いあうことで癒しあうという方法はあるのですが、なんだかちょっと違う。
ごめんなさい。
この曲を知ってしまうと、日本での高齢者のための音楽セラピーのありかたも、ちょっと気になるのです。
声の出し方もセラピーの中に取り入れてみたいです。